本■太陽の塔

太陽の塔
太陽の塔 (新潮文庫)
おもろかった〜
★★★★☆


ストーリー
私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する…(裏表紙より)


私も、著者と同じく奈良に住み、そして京都の大学に通った。
そして、旦那との思い出の本は「バーバーハーバー」(ISBN:4063374904
そして、現在所属する大学もこの小説となる舞台脇。


表出する地名が、自分の境遇と身近なもの、
というだけで本の面白みは、こんなに高くなるのだ!

いかにも京大生な節回しもいい。
そう、迷える青い時って、わざわざ小難しい熟語を使ってみたい。
でも、そうでもしないとアノ精神状態を表現するには十分でなくて、
でもそれでも足りない気がして。
私も変わってしまった…
もはや、今は、なるべく平易な言語だけで生きていける。
安心かんたんな日本語がフィットする